菅茶山記念館HPより
「夏日雑詩」十二首のうち(三) |
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垂楊囲繞古書樓 遮断村聲事亦幽 知是隣房催會講 亂條陰裏夜吹■ 茶山老樵人 |
垂楊(すいよう)囲繞(いじょう)す 古書楼(こしょろう) 村声(そんせい)を遮断して事も亦(ま)た幽(ゆう)なり 知る是れ隣房(りんぼう) 会講(かいこう)を催す 乱条(らんじょう)陰裏(いんり) 夜笛を吹く |
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【大意】しだれ柳が古い塾舎を取り囲み、村の物音を遮り断って、すべての営みもまた静かである。 隣の家では寄り合いが行なわれているとみえ、風に乱れる柳の枝の陰のあたりで、夜にあたって 笛を吹く音が聞こえてくる。 【出展】『黄葉夕陽村舎詩』後編8-19所収 |
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