黄龍山遍照寺詩碑

「黄龍山遍照寺」


長松大石舊林邱
二十餘年感壑舟

嘆息當時携手者
幾人相對説曾遊

    
菅茶山


長松(ちょうしょう)大石 旧林邱(きゅうりんきゅう)
二十余壑舟(がくしゅう)を感ず
嘆息(たんそく)す当時手を携(たずさ)えし者
幾人か相対して曾遊(そゆう)を説(と)かん

【大意】昔遊んだ林の丘や長い松、大きな石を見ていると、二十年以上経った今も変わらないことに感慨をおぼえる。だが、当時ともに吟遊した友は、ほとんど亡くなってしまった。こうして残った幾人かで、昔を懐かしく語り合おう。
【出展】『黄葉夕陽村舎詩』前編五-ニ

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