「始登蓼蓼石呈遊諸友 石在千光寺南」
鳴榔漸遠夕陽沈
水波始恬山影深
山皆珍松雑奇石
人撫龍鱗躡虎額
此石鼕鼕踏有声
鳴榔(めいろう)漸(ようや)く遠ざかり夕陽沈む
水波始めて恬(しず)かに山影深し
山皆珍松奇石を雑(まじ)ふ
人龍鱗を撫して虎額を躡む
此の石鼕鼕(とうとう)として踏めば声有り
龍鱗−松
虎額−石
鼕鼕−つづみの声
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