松風館址 松風館十勝碑林 |
平成18年(2006)2月、旧河相邸跡に、君推の功績を残そうと、跡地を所有する武田武美氏(当顕彰会理事)や茶山顕彰会役員など有志の協力によって、跡地の一部に松風館関係碑3 基、十勝記念碑10基、茶山および頼春水詩碑3基、全16基が建立されました。 中国の「西安碑林」や「曲阜碑林」に倣って、この記念碑庭園を「松風館十勝碑林」 と名づけ、後世に伝えようとするものです。 *詳細は、顕彰会ニュースno42参照 |
松風館十勝について 松風館は、林泉をめぐらし池亭を設け、邸内に十勝を定め、天下の名士たちにそれぞれ揮毫してもらい、 それを石あるいは木に刻して標示されていたようです。 迎碧墩のみ現在残っています。(茶山詩話より) |
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碑銘 | 揮毫 | 場所など | 形状 | |
1 | 松風館 | 頼杏坪(広島藩儒者) | 下に永富充国の記文(訳)あり 「時、寛政十年(1798)5月13日」 |
四角木柱-1面 |
2 | 棣棠橋テイトウキョウ | 倉成善司(豊前中津藩儒者) | 両岸にニワウメ、ヤマナシ の植えらた橋 | 四角木柱-2面 |
3 | 鳥語澗チョウゴカン | 赤崎彦禮(鹿児島藩儒者) | 庭の渓流 | 四角木柱-3面 |
4 | 鳴玉橋メイギョクキョウ | 菅信卿(茶山末弟、春水門下生) | 橋 | 四角木柱-4面 |
5 | 迎碧墩ゲイヘキトン | 柴野栗山(昌平黌儒者) | 青い苔で覆われた小高い丘 茶山の記文 「時乙丑(文化二年(1805))」 |
石標 現存 |
6 | 浸翠池シンスイチ | 山本来山(江戸の儒者) 北山? | 庭池 | 石標? |
7 | 紅於徑コウオケイ | 岩瀬華沼(肥前島原藩儒者) | カエデの茂った小路 | 石標 |
8 | 魚楽梁ギョラクリョウ | 亀田鵬斎(江戸の儒者) | 水を堰きとめて魚を取る梁 | 石標 |
9 | 垂白棚スイハク | 紫源 | 白 藤の棚 | 石標 |
10 | 娯論亭ゴロンテイ | 菅茶山 | 泉水中の一つの亭 | 扁額 |