茶山ポエム絵画の紹介 |
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幼稚園・保育所の部 最優秀賞
「ちょう」
花の香りは すごいんだ
ずっと遠くに
すぐ 伝わってるぞ
ほら ごらん
あのちょういっぴき
西から来たし
このちょうひらひら
東から来ただろう
「蝶七首」 黄葉夕陽村舎詩 後編八所収 |
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小学校1年の部 優秀賞
「天の川」
頭上にきらきら 天の川
どこから来るのか このひかり
となりの柳の こずえには
雨雲どっかり 残ってるのに
「雨後」 黄葉夕陽村舎詩 前編巻二所収 |
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小学校2年の部 最優秀賞
「 梅 」
山の谷間の奥深く
小さな村があったんだ
家は四、五軒 さみしいな
だれも来ないよ さみしいな
ところが村人 梅の木植えた
それから後の 谷間の春は
花見の人で大にぎわい
「画山水」 黄葉夕陽村舎詩 前編五所収 |
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小学校3年の部 最優秀賞
「夕 日」
夕日沈んだ 空まだ赤い
たんぼの若苗
萌え重なって
どこかで雨か
山のてっぺん 雲の中
「所見」 黄葉夕陽村舎詩 前編八所収 |
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小学校4年の部 最優秀賞
「廉 塾」
庭をおおった 柳の木陰
きれいな水が 流れる小川
弟子たちしずかに すずりを洗う
すずしい瀬音が 聞こえてくるよ
「即事」 黄葉夕陽村舎詩 後編四所収 |
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小学校5年の部 最優秀賞
「雪の日」
北風ビュービュー
雪花 吹きあげ吹きおろし
うずまきつくって 空けける
村のこみち カチンカチン
霜のおけしょう
昼なおくずれず
「雪日」 黄葉夕陽村舎詩 遺稿二所収 |
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小学校5年の部 優秀賞
「ゆく春」
大川の雨 岸をうるおし
若草びっしり背くらべしてる
大川の風 落花にたわむれ
はなびらほろほろ かけっこしてる
千本万本 柳の糸が
去り行く春をつないでも
とどめることはままならず
「暮春」 黄葉夕陽村舎詩 前編七所収
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小学校6年の部 最優秀賞
「冬夜読書」
ふりつむ雪が 山家をかこみ
木々の影が黒く深い
軒端の風鈴 ことりともしない
夜はしんしん更けわたる
静かん とり乱した書物を片付け
ひとり疑問のことに思いめぐらせていると
その昔の哲人たちの心が
ひと筋の青白い灯の炎に
照らし出されてくるようだ
「所見」 黄葉夕陽村舎詩 後編巻三所収
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小学校6年の部 優秀賞
「月を迎える」
山でお月さま お迎えしようと
えっちらおっちら のぼり道
もえる夕日が まぶしゅうござる
やあれ来たぞと おお伸びすれば
ねぐらへ急ぐ 鳥の背に
あらら お月さま もう出てござる
「所見」 黄葉夕陽村舎詩 前編巻二所収 |
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中学生の部(1年) 最優秀賞
「賞 梅」
流れに映った枝ぶりを
近くで見るのはいいもんだ
やぶのほとりの立ち姿
遠くで見るのはもっといい
四季とりどりにめぐるとも
心満ち足る日はこの日
ちらちら雪舞う野川のほとり
梅を訪ねてそぞろ歩む日
「 梅 」 黄葉夕陽村舎詩 後編巻二所収 |
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高校の部(3年) 優秀賞
「夕 日」
夕日沈んだ 空まだ赤い
田んぼの若苗
萌え重なって
遠くで雷
どこかで雨か
山のてっぺん 雲の中
「所見」 黄葉夕陽村舎詩 前編八所収 |
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高校の部(3年) 最優秀賞
「ホタル」
たそがれの 谷間にいっぱい
ホタルが飛んで 乱れて飛んで
岸辺も草も ホタル火 飾り
笹の葉透かしピカピカ光る
藤の葉とおしピカピカ光る
歌をうたって山道歩こ
暗くなっても心配ないよ
ホタルの光で帰れるさ
谷間にかかった 細い橋
ホタルの光りで渡れるさ
「蛍七首」 黄葉夕陽村舎詩 後編七所収
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