『神辺駅』 | |
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黄葉山前古郡城 空濠荒駅半榛荊 一区蔬圃羽柴館 数戸村烟毛利営 |
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【読み】 黄葉山前古郡城 空濠荒駅 半ば榛荊(しんけい) 一区の蔬圃(そほ)は羽柴の館 数戸の村烟は毛利の営 |
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【大意】 黄葉山前は古の城下町、濠の水は涸れ、宿場はすたれて雑木が茂っている。 一くぎりの野菜畑はかつての羽柴秀吉の 泊まった館の跡、また五、六軒の煙のたっているあたりは毛利軍の陣営跡だと。 【出展】 『黄葉夕陽村舎詩』前編五-一九 |
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古郡城…昔の城下町 榛荊…榛ははんの木だが、ここでは雑木、荊はいばらでとげのある木の茂み 蔬圃…野菜畑 羽柴館…羽柴秀吉の泊まった館の場所 毛利営…毛利軍の陣屋跡 |