菅茶山顕彰会と菅茶山に関連するニュースをお知らせします

             
顕彰会ニュース保存版(リンク) 
  菅茶山新報トップ

 
  No.176〔2019.11〕

菅茶山顕彰会研修旅行

備中へ拙齋・索我・良寬・槐の木を訪ねて  

 11月20日(水)年1回の研修旅行は、25名の参加者がバスで晩秋の岡山県備中路を訪れました。
終日好天気に恵まれ、黄葉は見頃。行く先々のガイドさんも親切丁寧で、しかも旅行幹事の黒瀬理事の資料解説は分かりやすく、貴重な1日でした。(資料表紙は下段に記載)

 最初の訪問先かもがた町屋公園(浅口市)へ。西山拙齋顕彰会守屋会長、浅口市教育委員会平井主幹、地元有志に案内いただき、「宮の石橋」、「西山拙齋」「田中索我」の墓地訪れた後、公園内の伝承館を見学しました。
菅茶山顕彰会の行事として、菅茶山の生涯の友であり学問の先輩でもあった拙斎の地を訪ね、西山拙齋顕彰会との交流ができたことは誠に有意義でした。
 
 
 かもがた町屋公園入口にて 西山拙齋の三絶の碑  伝承館床の間の 索我の掛軸

 次に訪れた倉敷市玉島の補陀落山円通寺は、「良寬さん」が修行した寺として有名です。
茶山と良寛は同時代に生まれ、優れた詩歌や人間性など共通性の多い二人ですが、3名のガイドさんに隈なく案内していただきました。紅葉・黄葉に色づいた境内や瀬戸内海の展望は素晴らしいものでした。
参加者の一人は、「茶山がこの寺を訪れても良寛は座禅修行中で出会うことはなかったが、晩年はお互いに詩歌を通じて知っていたのではないか」と想像しました。

 昼食後、菅茶山が名付け親と言われる玉島西爽亭へ。備中松山藩の上級武士「柚木家の邸宅」で、藩主板倉公が玉島巡見の際には御座所として使われていただけに、歴史を感じさせる風格のある建物でした。
  
 円通寺 良寛像の前で 円通寺 良寛堂  西爽亭を見学 

 倉敷市真備町へ移動。車中、昨年の真備大水害について説明があり、記憶を新たにしました。
まきび公園(真備町)は中国風の公園で、庭園は紅葉が見事でしたが、残念ながら槐
えんじゅや柳などは来年に向けて剪定済みでした。園内の「まきび記念館」では、吉備真備公や遣唐使などの展示を見学し、日中友好の歴史に思いを馳せました。
円形の開窓をくぐり六角亭へ  吉備真備公菩提寺の吉備寺  まきび記念館
 
  最終目的地の吉備真備公園(矢掛町)には、北山の吉備真備像に至る石段の登り口、左右に「枝垂れ槐」の木が植栽されていました。花が咲く来夏を期待しました。
 
 帰路、矢掛、高屋を通じる山陽道は、山々の黄葉が夕日に映え、茶山の「黄葉夕陽村舎」を思わせる景色でした。

*この旅行の詳細は「黄葉だより」をご覧ください。
 
   吉備真備公園  旅行資料 
     
 No.175〔2019.11〕

廉塾で「論語を読む集い」

神辺の歴史文化を活かしたまちづくり 

 11月16日(土)~17日(日)、神辺学区まちづくり推進委員会・神辺宿文化研究会主催の「歴史文化を活かしたまちづくり」行事が、秋晴れのもと町内各所で行われました。

 廉塾講堂では、廉塾の授業風景を再現した「論語を読む集い」を開講しました。
参加応募した小中高校生20人が講堂に座り、菅茶山の代講として鵜野謙二さんが、よく知られた論語5項目の解説と全員に素読を教えました。この催しは初めてのことですが、廉塾と菅茶山を知るよいイベントでした。
 
 本陣では、御成之間・二之間を大名利用時の座敷拵えに復元展示、茶華会などが行われました。
また神辺公民館では、「宿場町フォーラム」が開催され、神辺小・神辺西中学校の子供たち、旧山陽道沿いの宿場町高屋・矢掛の町代表などが実践に基づく現状・課題などを報告しました。
 

詳細記事は、「紅葉だより」水野勝成神辺城入城400年祭年をご参照
 
   
 授業の様子  講堂玄関
  No.174〔2019.10〕

第3回茶山学習会

 茶山ゆかりの地「湯野・中条」を詳しく学ぶ 

 10月26日(土) 菅茶山記念館にて開催。先月行った「ゆかりの地訪問会」の座学として、黒瀬道隆さんに資料「寶泉寺・遍照寺・十勝碑林など」をテキストにお話しいただきました。
現地で見学したことを資料とプロジェクターで復習することにより、菅茶山が足しげく通った地にすごい文化人がいたこと、寺・屋敷があったことを知りました。

 次に松風館十勝碑林の除幕式のビデオを観て、顕彰会を中心に旧神辺町や地元の協力により建設されたこと、これからも顕彰会が維持保存の主役になる必要を感じました。

懇談では、11月20日実施予定の「研修旅行~鴨方・玉島・真備」について、プロジェクターにより事前勉強をいたしました。


 資料「寶泉寺・遍照寺・十勝碑林など」の必要な方は、 HPメールinfo@chazan.clickで申し込みください。
     (実費300円が必要です)

参照::ゆかりの地訪問会のニュース
    十勝碑林除幕式のニュース

   
  
 ゆかりの地訪問会の資料 松風館十勝碑林 
   
  No.173〔2019.10〕

水野勝成 神辺城入城400年祭

 茶山ポエム絵画町並み格子戸展   

  
 今年は福山藩初代藩主水野勝成が入封して400年。
福山市内各地で記念行事が開催されています。
10月19日(土)・20日(日)には「神辺城入城400年祭」が、神辺本陣~廉塾を中心に開催されました。 

 菅茶山顕彰会は、七日市~三日市通りで格子戸のある町家にご協力いただき「茶山ポエム絵画優秀作品」70点を例年どおり展示し、祭りの盛り上がりの一端を担いました。

 
廉塾では、講堂や中庭の見学ができ、広場では「廉塾ふれ愛ボランティア絆の会」が”秋の収穫祭”として「うづみ御膳」などの食べれる模擬店を開き繁盛していました。。
由緒ある 町屋の見学も行われ、千々木家では所蔵の「菅茶山の書」が展示されました。
 三日市通り
 
   
廉塾 門 廉塾講堂 福山市長も訪問 
   
秋の収穫祭の会場(廉塾広場)  千々木家の菅茶山の掛軸 
   
本陣に展示した茶山ポエム絵画 特設会場でのコンサート  
   
 No.172〔2019.10〕

菅茶山ゆかりの地訪問

寶泉寺⇒遍照寺⇒十勝碑林⇒河相君推墓
   

 9月28日(土) 湯田村駅前の寶泉寺に25名が集合。黒瀬理事の案内で訪問会が開始されました。 
まず菅茶山詩碑「送恵充上人之高野山」を見学した後、寶泉寺様の特別の計らいで客殿に上がり、室町時代の屏風絵や田中索我のふすま絵など貴重な書画を数多く鑑賞させていただき、茶山と乗如上人の親交についても楽しく学びました。

 ついで中条にある遍照寺を訪問、茶山先生が徒歩された急な山道をエンジンをふかして登りました。
山門からの眼下の眺めには一同驚嘆し、茶山ポエムでよく知られた「登山待月生・・・」の詩心がわかり、先生のこの寺への思いが伝わりました。

 次は、河相君推関連の松風館十勝碑林と君推の墓を訪ねました。十勝碑林は顕彰会最大のモニュメントですが、先輩たちの建立の熱意を感じ、それらを学び後世にしっかり伝承してゆかねばと一同思いました。

 天気予報に反し雨にも遭うことなく、黒瀬理事力作の資料「寶泉寺・遍照寺・十勝碑林」は実に詳しくわかりやすく、氏の熱心な説明もあって、実に充実した又とない行事でした。
現地・現物を訪ねることで、作者の気持ちや時代背景をより深く知ることができると感じました。


 
    
 寶泉寺山門にて 寶泉寺客殿にて書画の鑑賞 
    
 遍照寺境内にある茶山詩碑の説明 遍照寺山門にて (右には茶山詩碑) 
   
 松風館十勝碑林の見学  君推の墓にお参り
 
 No.171[2019.9〕
 福山市役所ロビー展
茶山ポエム絵画を市民の皆様に紹介 
 恒例の茶山ポエム絵画優秀作品展を市役所1階ロビーで、9月9日~13日に開催しました。  
2018年度の優秀作品45点を茶山ポエム詩題別に並べ、市民の皆様には、子供たちの絵をとおして菅茶山とその漢詩を身近に感じていただいたのではないでしょうか。
 
 正面展示 (鑑賞している人の写真がなく 残念です)
 
 No.170[2019.9〕
 菅茶山肖像画の賛には何が書いてある?
肖像画は茶山の自題画像
   
 8月24日(土)菅茶山記念館にて、第2回学習会が開催されました。
メインテーマは、記念館に展示されている茶山関連書画を知り、菅茶山への理解を深めることです。
記念館の矢田笑美子さんから、展示品の解説と、特に有名な「菅茶山肖像画」(右図)について話していただきました。
 この肖像画は、菅茶山70歳の風貌が描かれていますが、作者は不明だそうです。
画賛は茶山自らが人生を回顧した「自題画像」の文を、没後5年に菅自牧斎の依頼に応じ、岡本花亭が書き入れたものです。

 出席者の多くは、この画賛が菅茶山の書いた文章を記したものと初めて知り、「老に至ってただ自ら知る。」茶山に感銘しました。
また、菅茶山の子孫が大切に保管した後、県立博物館に寄贈され、国の重要文化財となったこの画像の価値を再確認しました。

菅茶山肖像画の賛書・読み下し文PDFおよび語句の意味PDF ・・・菅茶山記念館提供

  広島県立歴史博物館所蔵
No.169 [2019.8〕
 菅茶山墓参のつどい
没後192年 (文政10年8月13日没)  
   
 恒例となっている菅茶山顕彰会主催の「墓参のつどい」が、命日の8月13日(火)に神辺町川北網付谷にある県史跡「菅茶山の墓」において行われました。
参加者は、菅茶山顕彰会 役員と地元の皆さんでした。
茶山先生の墓に各自お参りの後、黒瀬理事から墓所にある墓について説明があり、「茶山賛歌」を合唱し終りました。
 また、先立つ8月7日には、有志により墓地の草刈り・掃除を行いました。
 
 追記神辺小学校(6年)中岡美羽さんから茶山先生のお墓参りの感想文をいただきました。    
 

墓参のつどいの参加者(撮影:園尾理事)  墓地の清掃 
   
   
 No.168 [2019.7〕
 廉塾発掘調査 報道発表
東池の遺跡と南寮の火災再建が確認された   
 
 廉塾の修復保存活用策定計画に基づき、 6月から廉塾敷地内の発掘調査が始まっていますが、6月25日報道各社および地元関係者に対し、第1回現地説明会が行われました。

 福山市文化振興課平林工氏から、廉塾修復保全計画の概要と 今までの発掘調査について説明がありました。
それによると、
①講堂東側の「東池」跡は、東西11mX南北7m以上の苑池と
4X5mの中島があったことが確認できた。
②現存する南寮は、茶山当時は茶山居宅の東側に並んでいたが、後に火災に合い現在地に再建されたものと考えられる。、

説明の後、廉塾講堂から発掘現場を見学した。

 詳細は、黄葉だより「廉塾整備計画」をご参照
 

説明(廉塾広場)
 発掘品の陶器
東池跡(トレンチ)   用水路と取水口跡(トレンチ)
   
 No.167[2019.6〕
 令和の茶山学習会スタート
メインテーマは「茶山の健康長寿に学ぶ」   

 菅茶山顕彰会の伝統行事の一つに「茶山学習会」があります。顕彰活動の第一歩は、茶山の生涯や生き方、著作を学ぶことにあり、仲間が集って講義を聴き、テキストを読むことは、顕彰会ならではの伝統です。
 本年度は‘易しい内容を楽しく学ぶ’ことをモットーに、読書会方式の学習会を隔月4回行います。会員以外の方にも参加を誘うことにいたしました。

 第1回学習会は6月22日に菅茶山記念館で開催いたしました。
まず①「菅茶山顕彰会会報復刻版」発行について、編集委員長の上泰二さん(本会副会長)が苦労したことなどを話されました。
続いて上さんから、メインテーマの②「茶山の健康長寿に学ぶ」について、レジュメを中心に講義いただきました。途中で茶山漢詩を全員で素読したのも新鮮でした。
 
学習会の風景
その後懇談に移り、井上謙二さん(前本会副会長)からは茶山への想い、「筆のすさび」「福山領風俗問状答書」の発刊の経緯など話されました。
黒瀬道隆さん(当会理事)は復刻版付録にある「菅茶山の墓地」について説明がありました。

予定時間の1時間半は速く過ぎ、次回再会を約し散会しました。
次回は、8月24日(土)10:00~ 菅茶山記念館の矢田笑美子さんにお話いただく予定です。  

レジュメ「茶翁の健康長寿に学ぶ」リンク
   
 No.166〔2019.6〕

廉塾ふれ愛ボランティア
絆の会


200回目の活動が中国新聞で紹介
  
  

 記事によると、6月8日「ボランティア絆の会
」の皆さん約20人が、月例の廉塾と旧宅の清掃活動と菜園の手入れを行った。
2001年5月に廉塾地元の七日市上自治会が月1回の活動を始めてから丁度200回目となる。

 同会の鵜野謙二会長(菅茶山顕彰会会長)は「活動は幅広い世代の交流の場にもなった。地域の宝を気持ちよく見学してもらえるよう、協力して続けてゆきたい」と話しています。
   
 No.165 [2019.5〕
 令和元年度の総会開催
記念講演は「廉塾・菅茶山と槐エンジュ 

 5月18日、神辺商工文化センターで、菅茶山顕彰会定期総会が開かれた。
 開会の挨拶では、鵜野会長は「茶山生誕270年記念事業については、会員を初め多くの皆様の参加・協力を得て記憶に残る事業になった」と謝辞。

 次いで、議長に井上謙二氏を選出。
議事①平成30年度事業報告・決算-監査報告
②令和元年度事業計画・会計予算案
③役員辞任に伴う役員改選案が上程され、全会一致で承認されました。
新しく選出された役員は次の5氏です。
 高橋洋典氏、松岡明美氏、川﨑行輝氏、古田義人氏、皿海弘雄氏
また、「顕彰会だより」を創刊し、行事予定などをより確実に会員に伝えることになりました。

 記念講演では、講師の元県立歴史博物館副館長 菅波哲郎氏から、廉塾ゆかりのエンジュをテーマにした話があり、菅茶山の槐への想い、廉塾の槐など、槐にまつわる話は興味深いものでした。

 最後に、上副会長から講師への謝辞と5年後の生誕275年祭を目指し全会員の協力を呼びかけ閉会しました。

菅茶山顕彰会総会資料 リンク
記念講演のレジュメ 「廉塾・菅茶山と槐
「顕彰会だより」第1号
  
 鵜野会長  菅波講師
   
 No.164 [2019.5〕
 春の町並み格子戸展
廉塾から神辺本陣まで 茶山ポエム絵画を展示
   
  令和幕開けにふさわしい好天の春日10連休の
中盤, 茶山ポエム絵画約70点を展示しました。

廉塾の壁には、絵画とともに菅茶山の肖像画と絵画展の
説明パネルを掲示しました。

 展示いただいた家には、絵の管理あるいは生花の
飾付けなど大変お世話になりました。
 
  
 
 No.163〔2019.4〕

廣島県立歴史博物館開館30周年記念
初公開!「廉塾に伝えられたタカラモノ

ロビーに茶山ポエム絵画を展示  

 県博では開館30周年と「国際博物館の日」の記念行事として「廉塾に伝えられた
タカラモノ ~書画・陶磁器・漆器・硯等~」が初公開されています。(期間:4月19日(金)から6月2日(日)) 
このタカラモノは、菅茶山が愛蔵した廉塾伝来の品々で、子孫の菅好雄氏(故人)が同館に寄贈されたものです。

 また「近世文化展示室」が新設されて半年になりますが、この部屋では「(菅茶山の)長寿を寿ぐ」が特集されています。菅茶山の70歳、80歳の長寿を祝う贈り物・お祝い状などが分かりやすく展示されています。あわせてご覧下さい。(期間:4月11日(木)から6月9日(日))

 同館の1階ロビーには、特別展の関連として、「茶山ポエム絵画」10点が展示されています。
 
展示絵画は、2018年度最優秀賞に選ばれた素晴らしい作品です。

関連記事: 黄葉だより 国重文「菅茶山関係資料」順次公開   
               長寿を寿ぐ(近世文化展示室 4回展示)
 
玄関  ロビー展  菅茶山80歳祝い状 
     
 No.162〔2019.4〕

菅茶山顕彰会 会報29号発行

菅茶山生誕270年記念の特集号
 
 毎年3月に発行しています〔会報:B5判20頁の小冊子〕を発行し、菅茶山記念館、福山市内の図書館や神辺町内の公民館・学校などの関係先に配布いたしました。
また、会員には「年次総会案内」に同封して届けています。

 平成30年は菅茶山生誕270年記念の年でしたので、表紙をはじめ紙面の多くをその関連記事で埋めています。
その他、菅茶山関連の寄稿論文、茶山ポエム、黄葉だより(神辺の歴史・文化活動)、当会の活動状況なども掲載しています

 会報は、菅茶山記念館でも配布しております。(配布完了の場合はご容赦ください)  

 *黄葉たよりに、編集長の「会報第29号発刊について」を載せています。
 *会報全体のHP掲載は、準備中です。
 
     29号記事紹介 リンク

1.表紙
   巻頭言「菅茶山生誕270年記念式典 式辞
 
2.菅茶山生誕270年記念事業 全日程終了
 
3.神辺界隈と五十嵐玉藻 
 
4.蠣崎波響画「黄葉夕陽村舎図」 の
     原図を描いたのは誰か
 
5.お気に入りの散歩道
 
 
   
  No.161〔2018.3〕
菅茶山と頼山陽の物語
市民朗読劇「梅花の契り」

菅茶山生誕270年記念行事のフィナーレを飾る  
 
 春めいた陽気の3月2日(土) 1年がかりの準備と練習を続けた朗読劇が神辺文化会館大ホールで公演されました。
開場を待つお客様は、1時間程前から行列ができ始め、ロビーは人々で埋まりました。
 公演を主催する菅茶山生誕270祭実行委員会の鵜野謙二会長の開演挨拶で幕が開き、特別出演の「ふるさと会」会長高橋孝一さんの草笛演奏には、満席の観客から大きな拍手がありました。
続いての朗読劇「梅花の契り」は地元歴史小説家 藤井登美子さんの脚本・演出の渾身作で、地元有志の方々と福山市立大学演劇部の皆さんによって、菅茶山の教育への志、頼春水や西山拙斎等との交流、そうして頼山陽との物語が熱演されました。

 *朗読劇記録写真にリンク
 *劇の詳細は「黄葉だより」にあります。

会場ホワイエでは、2018年度「茶山ポエム絵画展」優秀作品16点と
神辺美術協会新春展に出品された菅茶山詩書画3点(下段に写真)が
協賛展示されました。

 *写真入手・編集に手間取り報告がおくれました。
  記録として残すにはいまだ不十分で、良い写真を探しています。
  特に開幕の時とフィナーレの写真の提供をお願いします。

  
 
   
開会挨拶 鵜野会長 第1場 青年時代 第5場 茶山と頼山陽
特別出演の3人  フィナーレ 
 
脚本・演出の藤井先生
 
     
   
 開場を待つロビー 終演後のホワイヱ 茶山ポエム絵画展 
   
「所見」 菅波由美子氏書
(写真に周辺の影が写っています) 
「夏の思い出」 山下英一氏画
(写真に周辺の影が写っています) 
「蝶」 菅波由美子氏書
(写真に周辺の影が写っています) 
   
 No.160〔2019.2〕
神辺歴史文化ガイドブック作成
神辺学区内にある茶山詩碑等を紹介  

 「歴史文化を活かしたまちづくり」を推進中の神辺学区まちづくり推進委員会は、学区内の神社仏閣、四ッ堂、茶山詩碑、神辺城址などを紹介するA5版22頁の冊子を作成しました。
オールカラー写真で、祭りなどの行事の様子も記録された見ごたえのあるものです。
2月に、学区内の全世帯に配布しました。 
 
   
  No.159〔2019.2〕
廉塾に新しい案内板
「かんなべロマン街道」沿いに 
    廉塾の門の傍に、木目鮮やかな案内板が設置され街道を通る人の目を引いています。
これは「夢街道ルネサンス」の支援を受けて神辺町観光協会が行ったものです。

「夢街道ルネサンス」(リンク)とは、歴史や文化を今に伝える中国地方の街道を「夢街道ルネサンス認定地区」として認定し、地域づくり、新しい「街道文化」の創出を目指すものです。
   
 No.158〔2019.1〕
菅茶山顕彰碑に生誕祭を彫刻
顕彰記念祭の歴史を刻む  

 菅茶山記念館前庭にある「菅茶山先生顕彰碑」に、菅茶山生誕270年祭の記録を彫刻し、 茶山ポエム絵画展授賞式の後、関係者に披露されました。

顕彰会員の記念写真   

 この碑は菅茶山顕彰のために行った記念祭が刻印されています。
大正15年北辰会が行った「菅茶山没後100年祭」に始まり、、昭和54年郷土史研究会「菅茶山没後150年祭」、昭和60年実行委員会「菅茶山没後160年祭」、平成3年実行委員会「菅茶山没後165年祭」と続き、平成10年からは5年ごとに開催した生誕祭が記録されています。
 菅茶山記念館に来館の際に、ご確認下さい。
 
 No.157〔2019.1〕
2018年度 茶山ポエム絵画展・授賞式
小学4年生の描いた「廉塾」をポスターに採用 
 
 
12日(土) 菅茶山記念館において、第26回目となる絵画展の授賞式が行われました。最優秀賞受賞者と優秀賞を受賞した子ども達の代表に、賞状と記念品が手渡されました。
 今回は近隣の幼稚園・保育所・小学校・中学校から約3,000点の出品があり、最優秀賞9点、優秀賞121点、入選470点、合計600点が選ばれました。

最優秀賞「廉塾」を描いた松田紗和さんは、「廉塾で勉強している人たちを思って描きました。着物を描くのが難しかった」などと話しました。菅茶山が「廉塾」の様子を書いた漢詩のイメージにふさわしいこの絵は「茶山ポエム」を紹介するには最適のものでしょう。 

審査委員長の石岡洋三氏(神辺美術協会理事長)は審査の苦労を話し、「200年前の詩の気持ちを汲んで、多様な描き方で上手に表現している絵が多かった」と講評されました。

記念館での展示は2月3日までとなっていますが、3月2日の朗読劇「梅花の契り」会場展示を皮切りに、かんなべ街並み格子戸展(5月、10月)、近在の医院・歯科医院展、福山市役所ロビー展(9月頃)などへの展示が予定されております。

ご参考リンク:茶山ポエムについて菅茶山記念館-福山市ホームページ
           2018年度優秀作品の紹介

  
     
授賞式の様子 「廉塾」  展示絵鑑賞 
   
 No.156〔2019.1〕

菅茶山顕彰会鵜野会長に「ばら賞」
廉塾ふれ愛ボランティア絆の会の活動に対し 
 
 昨年12月15日第51回福山明るいまちづくり推進大会」において、鵜野謙二氏は福山市長から善行市民賞「ばら賞」を授与されました。
鵜野会長は、「廉塾ふれ愛ボランティア絆の会」を設立し、廉塾等の保存美化活動に努め、地域のふれあいの場づくりに寄与されていることや、長年にわたり廉塾ガイド、マスコミ対応など神辺伝統文化の継承と魅力発信に貢献されていることがおもな受賞理由です。

 菅茶山顕彰会会長としての重責も評価されたものと考えられ、会員一同お祝い申し上げます。


 なお、この会は「福山ブランド」に登録されており、神辺宿歴史祭では廉塾広場に模擬店を設け、廉塾敷地内の畑で栽培した食材を使った「神辺うずみ御膳」「廉塾大学いも」などを販売していることでも良く知られています。
 ⇒no155       
   
茶山ポエム保存表 
  No131~155 2018/1~2018/12   菅茶山生誕270年祭
No130~113
2017/1~2017/12   茶山ポエム絵画展~朗読劇まで
No112~99 2016/1~2016/12  会報26号発刊~研修旅行まで
No.98~76  2013/1~2016/2   茶山ゆかりの地訪問会まで
No.75~56  2009/1~2013/12   菅茶山生誕265年祭まで 
No.55~22  2004/1~2008/12   菅茶山生誕260年祭まで  
No.21~01   2001/8~2003/12  菅茶山生誕255年祭まで